では、乗ってみてわかる気になることだけお伝えします。
10・15モード燃費
プリウスの10・15モード燃費は1リッターあたり35.5km。すごい数字ですが、もちろんこれは街中を走っての燃費じゃありません。
10・15モードとは、10の市街地に近い走行パターンを想定したテストを3回行った後、15の条件の良い道路を想定したパターンのテストを1回加えたテストの結果による燃費の表示方法だそうです。なお、この燃費モードの測定は実走ではなく、テスターの上でタイヤを回転させながら行います(なあーんだ)。
実際に走っての燃費
私のプリウスの燃費は、会社の通勤(片道6km)の繰り返しだと、春〜秋でリッターあたり17〜18km(冬場の燃費は次の項で述べます)。高速道路を走ると21〜22km。写真は奈良から関空までを往復した際のものです。なかなかですね。でも、10・15モードには及びません。
これがプリウスの実際の走行時の燃費です。ただし、プリウスのメータを信用して、の話です。このメータは甘めに表示するという記載もHP上には見られまし、実感としてもスタンドで給油した量にメータの燃費表示を乗じても、走行距離が1割程度、短いような気がします。
無給油で1000km走れるか?
満タン45リットルなので、無給油1000kmは可能性があります。
しかし、私は900km越えに成功したことはありません。これは高速走行時の燃費が案外上がらないためです。時速80kmくらいが最も燃費がよく、100kmを超えてくると燃費は下がります。時速120kmくらい出すと、20km/リットルを割ってきます。エンジンへの負担が大きくなるのでしょう。
燃費は走行のしかたで大きく変わる
走行のしかたで、燃費は大きく変わります。上記の数値はかなり燃費に気を使っての数値です。発進時の加速が燃費を悪化させます。アクセルをグイっと踏んで加速しないと気が済まない方は、それだけでリッター2〜4kmくらい悪化します。走行中も意味のないアクセル、遅いブレーキは燃費を低下させます。